北海道猿払川でイトウ釣り!
(最終日朝マズメ)

5/19
 当日データ 濃霧→晴れ 北西の風4m前後 気温4〜6度 水温・測定忘れ
         大潮 満潮1:22 干潮8:59
 
 今日は最後の釣行日。
 11時には猿払を出発し、苫小牧までロングドライブをしなければならないので無理できない。
 3時に起床し、3時30分ポイント着。先行者なし。月曜だもんな〜
 
 天気は濃霧、少しだが風があるので今朝も寒い。
 ボイルもモジリもなし。
 全員がイトウをキャッチしているので気分は楽だが、今日は無理だろうな〜と、感じていたに違いない。


4時30分頃、竹やぶの中からひょっこり出てきた「テン」
人を恐れることなく私の足元まで寄ってきた
かわいい〜〜



ほとんど警戒することなく私の目の前で水を飲んでいる
尻尾の先が黒いので内地にはいない「黒テン」かな?


 思いがけないテンの出現に癒されるが、6時30分まででボイルは1回のみ。
 最後の最後にドラマを期待していたが、さすがにこの状況では無理だろう・・・
 尻すぼみで終わるのは残念だが、今回の遠征はここまで!7時に納竿し終了した。
 
 いま思うと、今回の遠征は到着日を頂点に徐々に活性は右肩下がり。
 最初の状況の良さを楽観視せず、もっと貪欲に釣りすれば良かったのかな〜とも考えたりしたが、私にしてみれば自己最高の92cmを筆頭に85cm、60cm、56cm、54cmと、上出来の釣果。
 
 師匠もアキラもヒットさせてる回数は私とほとんど同じ。
 なのに釣果が違うのは、ラインブレイクやフックアウトでキャッチできない魚が多かったから。
 では、なぜキャッチできなかったのだろうか?
 単純に、私の腕が師匠とアキラより良かったから!と、言いたいところだがそうではない(笑)

 その理由は、今遠征2回目の考察タイムであきらかになる!
 

ベースキャンプとなった「道の駅猿払」
牛乳ラーメンのノボリが気になったが、食べる機会がありませんでした



この景色も見納め
来年も来るぞ〜〜〜〜!


 それでは、恒例の?考察タイ〜ム(笑)
 最初に断っておくが、各人の釣りに対する考え方の違いなので、こだわらない人はスルーしてください。

 今回の遠征ではっきりと出た、キャッチ率の違い。
 この一番の原因はライン管理だろう。

 対象魚が大きくなればなるほど、目には見えないなわずかな傷、紫外線によるラインの劣化が問題となる。
 私が「PEラインは5回使ったら交換する」と、言ってる理由もそこにある。
 例えば、PE1.5号。
 引っ張り強度こそ同号数のナイロンの数倍だが、直径は1.5号のナイロンと一緒だ。
 このことを意識してから、ラインが直接地面に触れるロットの置き方は絶対にしなくなったし、とにかく丁寧にラインを扱うようになった。
 それでも、知らぬ間に傷がついているらしく、キャスト時のライン切れや、ヒット中の高切れがなくならない。
 引っ張り強度=傷に対する強度ではないのだから当たり前だ。
 そして、仲間の協力も得て出した自分たちなりの結論が「PEラインは5回使ったら交換」と言う訳だ。
 (紫外線による劣化の強度低下は考慮してないので、もっと早めの交換が理想かもしれない)
 
 最大サイズが30cmの魚を釣るのに、PE2号を使う人ならそれほど気にしなくても良いだろうが、
 それを例にすると、最大サイズが90cmを超える魚を釣るにはPE6号の使用が前提となる。
 雷魚釣りじゃないんだから、トラウト狙いでそんなのは非現実的だ(笑)

 と言うことで、師匠とアキラも身をもってライン管理の大切さが分かったのではないだろうか?
 なにしろ、確実に90cmオーバー、もしかするとメーターオーバーのイトウをPEの高切れでバラシてしまったのだから・・・



帰宅中の風景
タンポポが最盛期だった



のどかな風景を見ながらも考察は続く・・・
運転中の眠気防止にも考察は役に立つ(笑)


 考察の続き。
 二つ目の理由は使用ラインの違い。

 ナイロンラインメインの私と、PEラインしか使わない師匠とアキラ。
 PEよりナイロンが優れていると言うのではなく、今回のイトウにはPEよりナイロンの方が分があったって意味だ。
 もちろん、環境が変わればこの逆も当然ありうる。

 しかし、今回に限っては、魚を掛ける技術もヒット後のやりとりも、私より数段上の師匠がフックアウトを連続させていたことから、ラインの質の違いが大きかったのではないかと思っている。
 それに対して、ナイロンをメインに使った私のフックアウトは1回のみ。
 もちろん、師匠もアキラもPEラインの使用に合わせた道具仕立てなので、タックルバランスが悪い訳ではない。
 それでも、俺はPEしか使わない!俺はナイロンしか使わない!と決め付けるのではなく、状況に合わせてラインを使い分けるのも大切なんじゃないかな〜

 ちなみに、私のメインラインはダイワのシールズワン。
 1000mで1500円前後で購入できる。1回の釣行で100m使っても、10回の釣行に使える長さだ。
 単価にすると、1釣行で150円!やすっ(笑)
 100mで1000円以上する高価ラインを3回も4回も使用し、避けられない劣化や見えない傷が原因で悔しい思いをするより、廉価ラインを毎回新品に巻き換えたほうが強度も安定してるし単価も安い。
 廉価ラインといえども、メーカー表示どおり2号で8lbの強度はちゃんとある。
 今回の遠征では、昨年買った高価ラインを使い切らなければならなかったのでシールズワン以外も使ったけど、2号以上のラインなら高価ラインを買う必要はない気がしている今日この頃(笑)

 参考までに、私のライン保管場所は冷蔵庫です!
 セールでまとめ買いするので、紫外線を避け、一定の温度に保てる場所が身近に冷蔵庫しかないってのが理由(汗)

 と、調子にのって帰宅中に考察したことをもっともらしく解説してみましたが、気にする人は気にするし、気にしない人は気にしないこと。って当たり前か(笑)
 冒頭にも書いたけど、それぞれのスタンスで釣りを楽しめば良いのだからサラ〜っと流してください^^; 

  


苫小牧に到着
今回のフェリーは、新日本海フェリーの「あざれあ」
苫小牧から秋田まで直行なので車の運転負担が減り楽だった



翌日20日の7時45分
とうとう秋田に到着してしまった・・・
夢のようだった猿払遠征から一気に現実に引き戻される
何度経験しても寂しい瞬間・・・

以上、これで今遠征の釣行日記は終了!
長期の休暇をくれた上司に、一緒に釣行してくれた仲間に、イトウを釣らせてくれた猿払の自然に、
感謝!