北海道猿払川でイトウ釣り!
(3日目朝マズメ)

5/17
 当日データ 濃霧→くもり→濃霧 南西の風2m→北西の風6m 気温4〜9度 水温・測定忘れ
         大潮 満潮0:21 干潮7:35 満潮1:45 干潮18:32

 今日は土曜日。しかも大潮なので、釣り人が多いと予想される。
 私たちが、最も得意とするポロ沼流れ出し〜猿払川合流部の間で釣りをするために2時に起床!眠い・・・
 特に、昨日はカリベツ川合流部の上流約50mの区間にボイルが集中していたので、この場所だけは押さえたいがための早起きなのだ。

 朝食と言うか夜食を済ませ(笑)2時30分に駐車スペース到着。
 東の空は明るくなり始めているが、辺りはまだ暗い。
 「サクラマスの解禁日でも、こんな早くからポイントに向かわないぞ」などと冗談を言いながら、猿払川本流沿いに歩いてポイントへ向かう途中、対岸からバシャバシャと魚が暴れる音と、ラインを緩めるな!下流に走ったぞ!もう少しだ!と、誰かのヒットにアドバイスしている声が聞こえてきた。
 こんな暗い状態で釣りしてるのか?と思いながらも、足を止めて水面の音と会話に耳を傾ける。
 しばらくしたら「やった〜!やった〜〜!やった〜〜〜〜〜〜!」と、叫ぶ声が聞こえてきた。
 タイムボカンか?と突っ込みたくなったが、本当に心の底から嬉し〜〜〜いって感じの叫び声で、久しぶりに良い声を聞いたな〜と、私たちも気分が良くなる。
 
 2時45分、ポイント到着。先行者なし。
 辺りはまだ暗いので、釣りをせず馬鹿話しをしたり、さっきの気持ち良い「やった〜」の声の主のことを話して明るくなるのを待つ。
 3時20分、徐々に夜が明け始めたのでキャスト開始。
 3時30分、先生ポイントと対岸のシャローでボイルが始まった!

 先生ポイントにはアキラが、対岸のシャローを狙える場所には師匠と私が入る。
 間もなく師匠から「バラシた」の声が・・・ ん〜 残念!
 ストラクチャーが多い先生ポイントのアキラは、根掛かり頻発で苦戦してるっぽい。

 今朝は霧は濃いが、風が弱いので小型ミノーでも対岸のボイルしているポイントに届く。
 昨日と同じく、マッチザベイトを意識して小型のフローティングミノーをローテーションし続けていた、3時45分頃に待望のヒット!

 昨日、90cmオーバーが出たってことは、メーターオーバーのチャンスもあるかも?と思い、今日はいつもの廉価ナイロンラインでなく、単価の高いちゃんとしたナイロンラインを巻いていたし、2尾目と言うこともあり心にかなりの余裕がある。
 アキラのランディング補助申請を断り、無事に自己ランディング成功!
 サイズは85cm! よっしゃ〜!

 

シャッターチャンス!と思っても暴れてしまう・・・
大型の魚を写すのは難しいです




元気なうちにリリースしたいので、メジャーと魚を合わせた良い写真が撮れません・・・
写りは悪いですが、ちゃんと85cmありましたよ(汗)

今日のタックル
ロット シマノ・モンスターリミテッド93
リール ダイワ・セルテートハイパーカスタム(イグジストスプール)
ライン サンライン・ワイルドウインド8lb(先端部ダブルライン)
ヒットルアー タックルハウス・ビットストリーム(オレンジ金)
ヒットタイム 3時45分


 ここで、ちょっと自慢話しと考察タイム(笑)
 実は、この魚をヒットさせるにあたり、ちょっとしたテクニックを使ったのです!(おお〜自分で書いててカッコいい(笑)

 ヒットミノーは、ビットストリームのショートビル。
 基本的にシャローレンジのミノーだが、リーリングをすると20cm程度は潜ってしまう。しかし、着水させる対岸は超シャローなのでリーリングをすると底を擦ってしまいゴミを拾いミノーが泳がなくなる。
 そこで、リバーシーバスでよく使う「ほっとけメソット」を試し、ヒットに持ち込んだのだ!
 キャストし、着水させて、そのまま動かさず流れに漂わせるのだが、実際には流れがあるのでラインテンションがかかり、ミノーはゆっくり動いているのだ!
 と、自慢してみたものの、バスやスズキでは普通に使うテクニックだし、もしかしたらイトウ釣りでも一般的な方法かもしれません(汗)

 そうそう、捕食音からイトウは吸い込み系の捕食なのかな?と思っていたが、このメソットで確信できた。
 ほっとけメソットで、水面を漂っているミノーを、雷魚やスズキのように丸呑みしていたからだ。
 って、これも当たり前にみんなが知ってることかも?(汗)
 私のシステムは、8ポンドラインの先端部をダブルラインにしているので滅多なことで切れることはないが、丸呑みされるとラインに歯が当たるのでスムーズに取り込みしないと切れることもあるかもしれない。
 「ほっとけメソット」で釣る時は、太目のリーダーを付けるなり、なにか工夫が必要かも?と思われた。
 
 さて、自慢話しにもならない余計な話しはここまでにして、その後の話しに戻ります^^;

 私のヒット後、師匠に2回目のヒット!
 ヒットミノーはザファーストだったかな?
 「あまりでかくないぞ〜」と、言って余裕の自己ランディング!
 サイズはジャスト70cmだった。
 


師匠〜〜 今遠征初のイトウなのにカメラ目線っすか!(笑)
動画で撮影していたので、イトウの写真はナシです


 辺りが明るくなるにしたがって、イトウのボイルは単発になってきた。
 しかも、向かい風が強くなり始め小型ミノーでは対岸まで届かない。
 
 私は、マッチザベイトの原則を守り、小型ミノーが届く範囲を輪切り状に探り続けるが反応はない。
 師匠は、相変わらずロングキャストで対岸を狙っている。先生ポイントで粘っていたアキラも、師匠と並んで対岸狙いに切り替えたようだ。

 どうやら師匠は、旧ザウルスのシートプス10.5cmを使っている模様。 く〜 やられた、そのミノーを持ってきているのか!これなら風が強くても飛ぶもんな〜と感心していたら、ヒットしたっぽい。
 しかし、即バレ・・・
 本日2回目のバラシ。なんか師匠らしくないな〜・・・

 日が昇り完全に明るくなった5時には、対岸に散発的にボイルが出るだけとなり、私は写真撮影の旅に出る(笑)
 以下、その時の写真です。


対岸を狙う師匠とアキラ
下流には猿払本流に立ちこむフライマンの姿が見える



イトウのボイルが多かった対岸のシャロー
岸際を遡上するトゲウオを浅場に追い上げて捕食してるっぽい
なので、岸際ギリギリにミノーを着水させる必要がある



ポロ沼に立ちこむフライマン
釣れてるのかな〜?


 写真撮影の旅から戻り、私も対岸狙いで3人で並んでキャストキャストキャスト・・・

 アキラのミノーが良い場所に入ったので、おっ良い場所に入ったんじゃね〜の?と、師匠と話していたら水面が爆発!
 シャローなので、イトウがのたうつ姿が丸見え!雷魚みたい(笑)
 なかなかの大物だ!
 必死に耐えるアキラだが、ドラグが出っ放しで魚が寄ってこない。
 「もっとドラグを閉めれ〜」と、師匠がアドバイスするが、テンションがなくなった・・・痛恨のラインブレイクだ。
 逃がした魚はデカイと言うが、本当に大きかっただけに残念・・・
 
 24ポンドリーダーが、ギザギザになっていたので、歯か魚体にリーダーが触れて切れたっぽい。
 師匠曰く「ドラグが緩すぎたので、魚が自由に暴れ周り魚体にリーダーが巻きついて切れたんじゃないか?魚に主導権を与えずやりとりしないと大物は獲れないぞ」とのこと。
 確かに、ミノーを丸呑みされ、歯に8ポンドのダブルラインが触れても私のシステムは切れなかったことからも納得できる。

 8時を過ぎ、ボイルがまったくなくなったの機に朝マズメを終了しバンガローへ。
 朝食を食べ、温泉に入ったりラインを巻き変えたりし昼寝。夕マズメに備える。

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